マボロシの東京散策2002 #27

27話 未来都市オダイバ 2002年1月6日日曜日

荷物の重力から解放された三人は気分も新たに『ゆりかもめ』へと乗り込みます。

余談ですが、駅のお隣には『徳間書店』の本社が建っています。
宮崎駿はたいした映画監督ですが、彼に創ってもいいよ!って言ってあげたのが最近亡くなった徳間の社長さんです。
『もののけ姫』の頃にサヨナラしたはず。確かね。

なんか大映をたてなおそーとしたりと、夢を見る経営者でもあり、風雲児でもありまして、ナカナカの人物のよーでした。経営は傾いたかもしれませんけどね。

タカサカは5年程前に本屋さんに勤めていた関係でココにお邪魔したことがあります。
徳間書店は『トンデモ本』の分野でも有名です。
当時、訪問したとき、昼時ということもあり、ちょっと歩いて銀座のスシ屋さんへと連れていってくれました。
あ、ソコの担当者さんがね。
生チラシを御馳走になったことが思い起こされます。担当者の名前は忘れてしまいました。
(注 薄情やなあ)

『ゆりかもめ』は新交通とうたわれるだけありまして、ほんとにヒトの存在が薄いのです。全部全自動って感じです。

運転手もいませんし、車掌さんもいません。ですから、ホームにもヒトはいません。

未来ですね。

ゴチャゴチャの都会を縫うように東京湾を目指します。
のんびりと揺られるなか、『レインボーブリッジ』が見えてきます。
グルグルグルリとなったら、アレ? 橋は?ってことになるのですが、いつのまにやら、その『レインボーブリッジ』の中を渡っているのですね。なんか不思議です。

『レインボーブリッジ』は東京湾へと注ぎ込む『墨田川』の最終のところを渡ります。

橋を渡り終えるころ、ソコは未来都市でした。

『お台場海浜公園駅』と『台場駅』があるのですが、『お台場』に行くってことだったので、とりあえず、『お台場』がつく駅の方に降りました。
まあ、距離はたいしたことないんですけど。

フジテレビに行くのなら『台場』駅のほうが若干近いです。

続き
#26