2006.08月『熱談−アートプロジェクトのチカラ』

■■■AAF2006参加企画
田園都市のコンテンポラリーアート2006 語るシリーズ?
【熱談−アートプロジェクトのチカラ】

○と き:8月8日(火) 19:00〜21:30
○ところ:とかちプラザ 3階304号室
 〒080-0014北海道帯広市西4条南13丁目(JR帯広駅前) tel.0155-22-7890
○参加料:1,000円(1ドリンク付き)

・主催:とかちのアートを考える会、デメーテル学校運営会
・共催:十勝毎日新聞社
・特別協賛:アサヒビール株式会社
・助成:財団法人アサヒビール芸術文化財団
・お問い合わせ:デメーテル学校運営会
 E-mail:demeterschool@hotmail.com

(19:10〜20:15)
■ベンチに腰をおろして、生命の営みを思うひととき。

デメーテル学校#063談話編
【EATING, FIGHTING, DREAMING
  −越後妻有トリエンナーレ、くまもとアートポリスのプロジェクトから−】

・お話:山田 良(建築家・アーティスト)

越後妻有アートトリエンナーレ出品作家の山田良さんによるスライド・トークです。
前回展では、道路に囲まれたパブリックスペースに植物を植え、古材を用いてデッキ
を設置し小公園を創出。アメリカランドスケープ協会賞を受賞したこの作品にほど近
い民家の庭先に、今回は豪雪による倒屋の廃材を利用してさまざまな形のベンチを置
き、住民と旅行者の交流の場を作り出しました。植物が育ち枯れていく過程を構造物
によって顕在化し、生命のサイクルを視覚化する造形作品。そのコンセプトについて
語ります。

◎山田 良(やまだ・りょう)
1968年東京生まれ。1993年芝浦工業大学大学院修了。建築デザインを専攻すると同時
にコンセプチュアル・アートについて研究。1998年より山田綾子と共同にて活動。
2003年より文化庁派遣芸術家研修員としてノルウェー、オスロに3年間在住。その
間、オスロ建築大学にて講師を務め、建築設計業務に携わるほか、インスタレーショ
ン作品の展覧会を開催。現在、「山田良アトリエ/山田良+綾子」主宰、神奈川大学
建築学科非常勤講師。ar+d賞(英)、デダロ・ミノッセ国際賞(伊)、BCS賞、
MITベスト・アーティクル賞など海外を含め受賞多数。

(20:30〜21:30)
■心がふるえ、元気になる。生命力を浴びる旅!!

デメーテル学校#064談話編
【知れば知るほど行きたくなる! 大地の芸術祭ツアーの見どころ、聞きどころ】

・お話:小藤田 直道(弘文堂画廊代表取締役)

このたび募集を開始した見学旅行、デメ学校#062見学編「越後妻有・大地の芸術祭ツ
アー」の企画者による見どころ解説です。2泊3日に凝縮されたガイドツアーの概要
と観覧する作品群をダイジェストに紹介します。参加を決めた人は巡回ルートをしっ
かりチェック。ちょっと悩んでいる人は作家と作品を再確認してぜひツアーにお申し
込みください。今回行けない人にとっても現代アートの動向を学習する絶好の機会で
す。小藤田さんは「大地の芸術祭」への個人的な想いを語りたいとのことですので、
それがこのプレゼンテーションの一番の聞きどころかも。

◎小藤田 直道(こふじた・なおみち)
1970年帯広市生まれ。高校卒業後、東京銀座の老舗額縁メーカー「古径」へ丁稚に入
り、額縁の制作と営業に7年間従事、バブル期の盛衰を目の当たりにする。96年帯広
に戻り弘文堂画廊に入社、2003年より家業を継いで同社の代表取締役社長。2005年
ギャラリーを六花亭本店3階に移設し、十勝や帯広の作家を中心に国内外の作家を広
く紹介、企画展等を通じて地元に根ざした文化の創出を目指す。今年4月には地元作
家の『中谷有逸展−帯広の土・十勝の土』を市内5会場で大規模に同時開催し、6日
間で延べ1万人を超える来場者を記録、アートによる中心街の活性化に大いなる可能
性を示した。