2007.06月『サミ・リンターラ講演会』

〜素人観察のリアルワールド〜

2007年6月15日(金)

会場:フローモーション店内

2002年『国際現代アート展デメーテル』の招聘作家『サミ・リンターラ』さんをお招きして今迄のお仕事ぶりを話して頂きました。

田園都市のコンテンポラリーアート2007 雪と風の器 語るシリーズ
サミ・リンターラ講演会 「素人観察のリアルワールド」
‘Amateur observations of the real world’ —a talk and presentation by Sami
Rintala

・日時:6月15日(金)19:00〜21:00 (開場18:30)
・場所:FLOWMOTION(080-0015帯広市西5条南13丁目tel.0155-21-5506)
・参加料:無料
・主催:とかちのアートを考える会、デメーテル学校運営会
・協力:FLOWMOTION
・特別協賛:アサヒビール株式会社
・助成:財団法人アサヒビール芸術文化財団

・お問い合わせ:
《FLOWMOTION(フローモーション)》
080-0015帯広市西5条南13丁目 tel.0155-21-5506
《デメーテル学校運営会》
080-0016帯広市西6条南6丁目3ソネビル6Ftel.090-2075-5792(寺嶋)E-mail:
demeterschool@hotmail.com

1998年からマルコ・カサグランデと組んでアートとアーキテクチャーの領域にまたがる活動を開始したサミ・リンターラ。 フィンランド人にとって特別に重要な意味を持つある森をスキー場開発することの是非を問うた最初期のランドスケープ作品か
ら、つねに一貫しているのはユーモアと真摯な態度、そしてひとびとにある種の懐かしさや安心感を与える、スマートでありながらも温かみのある造形センスです。 彼は常にその「場所」との対話によって設計したプランを自らの手で土木作業から大工仕
事を通して仕上げまで、まるで彫刻家であるかのようにして建築(的)構造物を完成させます。

そんなリンターラがヨーロッパをはじめとして日本や韓国、北米、南米などに招かれ、世界各地で作品制作をするなかで発見した「リアルワールド」。今回のトークでは、リンターラが今、一番興味を持っていることをメインに、これまでのプロジェクトやその経緯などのプレゼンテーションをします。

サミ・リンターラ略歴
1969年ヘルシンキ生まれ。ヘルシンキ工科大学他、デンマーク、アイスランドなどで建築を学ぶ。現場の建設業や高校教師などを経て1998年に建築事務所カサグランデ&リンターラを設立し、国内でのいくつかのランドスケープ作品展示、ヴェネチア建築ビエンナーレをはじめとする数々の国際展への招待作家として活
躍。日本では横浜トリエンナーレ2001、十勝国際現代アート展デメーテル2002に出品、越後妻有アートトリエンナーレ2003では公園を設計設置し、観客のみならず地元住民からの多大な支持を得る。同年、ユニットを解消し、ノルウェー、トロンデイムNTNU、オスロ建築大学などで教鞭を執る一方、世界各地で精力的に建築作品を発表している。フィンランド建築コンペを始め、数々の受賞歴をもつ。

www.samirintala.com

撮影:高田K子

撮影:高田K子