2008.09月『第4回 妄想の森映画祭』

2008年9月14日(土)深夜11時より開始

『第13回 新得空想の森映画祭』 内イベント
『妄想の森映画祭』プログラム

□■□上映作品紹介□■□

●ebionim – Masao Okabe frottage works works by 宮岡秀行
2008年/33分/digital作品
構成・撮影・録音・編集・写真:宮岡秀行
出演:岡部昌生

本作は、6つのチャプターから成る。
frottage 1 安楽寺・イチョウ
frottage 2 広島城跡・クロガネモチ
frottage 3 裁判所アパート南側・クスノキ
frottage 4 天満小学校内・プラタナス
frottage 5 ふくしま保育園東側歩道・カイヅカイブキ
frottage 6 安楽寺・イチョウ

タイトルのebionim(エビオニーム)とは、ヘブライ語のebion (貧しい)に語源をもち、「貧しき者たち」という意味があります。ヒロシマというものに可能性があるとしたら、この「最低線」ではないでしょうか。自分はそこから出発したのだし、被爆樹はそれを覚えている、という思いをこめました。なおこの作品は、8月の風と光の中で亡くなった二人の友人(L.F.と K.M.)に捧げられる。

●港千尋『記憶を汲みあげる』(約15分)
『第52回ヴェネチア・ビエンナーレ』での岡部先生のワークショップの記録映像
写真撮影: 港千尋氏

●龍兄虎弟作品

○カンフーケーキ(11分)
○カッパとつちのこ君(1分30秒)
○マンゴリア(7分30秒)

龍兄虎弟(りゅうけいこてい):
2007年に結成されたくだらなくも面白い作品作りを目指す映像作家ユニット
『龍兄虎弟作品集01 俺は西5条』発売中!

●『妄想の森』(15分)鈴木博幸作品
2007年『空想の森映画祭』での鈴木博幸の視点。

●北海道彼方此方ver2.0
Hokkaido achirakochira
2008年制作

高田K子作品

=作者より=
この作品は、2002年に開催されたとかち国際現代アート展「デメーテル」の会期中に
帯広駅構内で発表したインスタレーション「心の宇宙~響奏曲~」以降、私のライフ
ワークとなっている写真詩集の映像化です。映像作品の発表は2005年冬に帯広駅前広
場で開催されたアイスタウンフェスティバル、そして本年5月に北海道・帯広市で開
催された第27回おびひろ市民芸術祭についで3度目ですが、映像・音楽・楽曲演奏ま
でを手がけた最初の作品になります。境界線という言葉を意識し、今ある北海道の風
景の視覚化を試みた実験映像…何処を意識して人は道を行くのか…!?…そんなこと
を考えながら暮らしている作者の日常を少しだけお見せしたいと思います。